ラーメン屋でラーメンを注文をすると、必ず【どんぶり】で出てきますよね。

このラーメンどんぶりの図柄には、深い意味があることをご存じですか?
あまりラーメンのどんぶりを深々と見ることもないと思います。
ですが、ラーメンのどんぶりの意味を知ることで、よりラーメンの魅力に気づくことができます。

今回の記事では、そんなラーメンどんぶりの図柄の意味を徹底解説しています。

ラーメン好きなあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
ラーメン通なら必ず知っておきたい、ラーメンどんぶりの図柄の意味。
最後までお読みいただき、ラーメン好きな人たちに自慢しちゃいましょう!!

ラーメンどんぶりの図柄には種類がある

ラーメンはどんぶりに入って提供されますよね。
何気なく見ているラーメンどんぶり。
これらにはどんな意味があるのでしょうか?
ラーメンどんぶりの図柄は主に4種類あります。

それでは、ラーメンどんぶりの図柄について見ていきましょう。
1.【龍】


このラーメンどんぶりの図柄なら見たことある!!という人は多いのではないでしょうか。
龍ですね。
どんぶりの周りを、龍が一周しているように描かれている図柄です。
龍というのは、中国では「雨を降らし、五穀を作る」として、昔から崇められていた、空想上の動物だったといいます。
しかも、皇帝を表す印として使われ、皇帝以外は使用してはいけなかったのだそう。

それだけ尊い印だったのです。
ですが、だんだんと庶民の人たちにも使うことが許可されて、今ではラーメンのどんぶりにも描かれるようになったそうです。
縁起物というわけですね。

2.【双喜紋(そうきもん)】

この【喜】という漢字が二つ並んだ模様、見たことある人は多いと思います。
なんだか中国っぽい柄ですよね。
これは、なんと新郎新婦が並んで喜んでいる姿を文字化したものだといわれています。
本来は結婚式のときのみ使われるマークなのだそう。

3.【雷文】

この、ナルトがずっと続いているような絵柄。
こちらも見たことある人は多いでしょう。
ラーメンだから、ナルトなんだろう!と思ったりもしますよね。
ですが、これはナルトではなく、きちんとした意味があるのです。

実は、これは中国・殷の時代(紀元前1500~1000年)の青銅器という器具によく見れらる図柄です。
このナルトのようなグルグルは、稲妻をあらわしているのだそう。
中国人は雷の光や音のことを、天の意思と考えていて、それを崇めていたそうです。
天の神様からの意思として、大切に考えていたということですね。

この雷文の図柄は、魔よけの意味もあるのだそう。
不吉なものが近づいてきても、雷文の特徴であるグルグルの渦巻きの中で迷わせるというのです。
グルグルの中で迷うと、中には入っていけず、結局は外に出ていかなければならない。
きちんとした、魔よけとなる意味があるのです。

4.【鳳凰(ほうおう)】

こちらは、あまり見かけることがない図柄かもしれません。
鳥の図柄です。
この鳳凰は、中国では幸運を招く空想上の鳥であるとされています。

「鳳」が雄。
皇帝の印とされています。
「凰」が雌で、皇后の印とされていたのです。
こちらも龍と同じく、縁起物であるというわけなのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。
ラーメンどんぶりの図柄の意味について、お分かりいただけましたか?
ラーメンどんぶりの図柄には、様々な意味があります。
その多くは、縁起物からきているということ。
中国では伝統の生き物の図柄が描いてあるラーメンどんぶり。
もう、見るだけで縁起が良いですよね。
このことを知ったら、ラーメンを食べるだけで、運が良くなるのではないかと思うほど。
ぜひ、ラーメンどんぶりの図柄の意味を思い出しながら、美味しいラーメンを食べてみてはいかがでしょうか。