レイキヒーラーを目指すあなたなら、習得の過程で『レイキのシンボル』を学ぶことはもう知っていますよね。
- レイキのシンボルには、どんなものがあるんだろう
- レイキのシンボルってどうやって習うんだろう
- レイキのシンボルってどんなふうに使うんだろう
そんなことが知りたいと思いませんか?
レイキのシンボルについて深掘りすることで、将来ヒーラーとなったときにきっと役立ちますよ。
注)臼井霊気療法では、シンボルのことを『お印』ヒーリングを『お手当て療法』と呼ぶ。
レイキのシンボルの役割と、マントラとの関係
レイキで施術するとき、特定の目的や用途に応じて、エネルギーを得てヒーラーの力をさらに引き出したいときに、『シンボル』を用いた施術をする場合があります。
ヒーラーは、それを高い施術能力を引き出すツールとして用います。
『シンボル』は『象徴』ですよね。
エネルギーをパワーに変える際に作用するものを、図形に表したものです。
そして『シンボル』とセットで出てくるのが、『マントラ』です。
では、マントラとは何でしょうか。
マントラ
ンスクリット語で本来は文字,言葉を意味するが,宗教的には賛歌,祭詞,呪文などをさすために使われ,インドではベーダ聖典,またはその本文であるサンヒターのことをいう。またタントラ教ではシャクティ崇拝の儀礼の際に用いられる祈祷の定型句,ヨーガ学派では音声による修行法を意味する。大乗仏教でも,諸仏を象徴するサンスクリット文字や,仏に対する賛歌や祈りを象徴的に表現した特定の言葉をさし,漢訳では真言と呼ばれ,密教では真言を念じて心を統一する真言陀羅尼 (しんごんだらに) が重要視されたが,日本ではこの実践を基礎に空海により真言宗が確立された。
引用元:コトバンク
シンボルは形状波動、マントラは音波動でエネルギーを高めるということになります。
本来は別々のものですが、同時に用いることで、相乗効果が得られるとされています。
シンボルでエネルギーを、より引き寄せ、マントラでエネルギーを集めたり動かしたりして効果を上げるものでしょうか。
レイキのシンボルとその役割を詳しく!
レイキには、第1〜第4まで4つのシンボルがあり、それらは思想によって統一されているとされています。
第1〜第4までのシンボルの順番にも意味があり、またそれぞれの働きが個別なものではなく、有機的な関係でもあります。
そして現在、西洋式では、第5、またその他のシンボルが存在しています。
それぞれのシンボルについて、役割や効果をまとめました。
レイキの基本のシンボル
第1のシンボル 『勅令』『超空霊』(チョクレイ)
ポイント
・パワーアップ、エネルギーを活性化させる
・宇宙のエネルギーを引寄せ、望む所に焦点を合せて送る
・身体的な問題に効果的である
・海外では『Imperial command』というため、本来は『勅令』という名前が正しいとされる
第2のシンボル 『聖壁』(セイヘキ)
ポイント
・『調和』のシンボルとされる。
・形の出にくい、精神や感情の崩れた状態を正常な状態に戻すことに効果的である
・流れ易い性質があるので、第一のシンボルと併用するのがよい
・悪習慣やマイナス思考からの脱却に効果的
第3のシンボル 『本者是正念』(ホンシャゼショウネン)
ポイント
・時間と空間を超越する力を持つ5つの漢字で成り立つ。
・過去や未来の問題の中心にぴったりとに焦点を合わせることができるため、願望の成就にも効果的
・精神面で、聖壁(セイヘキ)よりさらに深い領域に作用する。
・過去のトラウマの解消・未来の願望達成にも効果的
第4のシンボル 『大光明』(ダイコウミョウ)
ポイント
・森羅万象の源を表す3つの漢字で成り立つ(すべてのシンボルのエネルギーが含まれる)
・高次元との繋がりを強める
・直観力の向上が期待できる
・エネルギーレベルがレイキの最終段階となるので「(臼井)マスター・シンボル」とも呼ばれる
+α 西洋レイキで伝えられているシンボル
第5のシンボル 『楽』(ラク)
ポイント
・エネルギーが、雷のように天から地球に降りてきているイメージ
・確実なグラウンディングを可能にする。
・非常にパワフルなエネルギーで即効性がある
その他のシンボル
海外のレイキのシンボルについて調べてみたところ、以下のようなシンボルがありました。
- 完成のシンボル
- お金のシンボル
- 自己尊重のシンボル
- ウイルスやバイキンから守る、怪我や病気を予防するシンボル
また、シンボルというものは自由に作ることができるので、オリジナルのシンボルを作って使用されていることもあります。実に面白いです。
レイキのシンボルの形ってどんなの?
では、レイキのシンボルの形とはどのようなものなのでしょうか。
以下の通りです…と、公開したいところですが、シンボルの一般公開には協会や団体、また個人個人の見解によって賛否があります。
しかし一方で、シンボルがSNSで公開されたり、アマゾンではシンボルのカードが販売されています。
約100年もの歴史があるレイキ、時代と共に変化しているのでしょう。
実際に、海外のレイキ協会や団体の伝授するレイキのシンボルは、似てはいるけど形が変わってきているものが多々あります。
レイキのシンボルを知るには?使い方は?
では、レイキのシンボルを知るには、どうしたらいいのでしょうか。
シンボルは、レイキヒーラーになる過程のディグリー受講時に学びます。
レイキのシンボルの習得の仕方
- セカンドディグリー(奥伝) 第1~第3までのシンボルとマントラについて学ぶ
- サードディグリー(神秘伝) 第4のシンボルとマントラについて学ぶ
注) 臼井靈氣療法、直傳靈氣では、第4(団体によっては第3)までしか存在しないとされています。
レイキのシンボルの使い方コツ
シンボルを描く
- 自分の前の空間や、かざしている手の平、手の上の空間へ描く
- 指先 、視線、または手のひら全体で大きく書く
- 対象となるものの方向に描くと作用する
- シンボルを描く間に、三回マントラを唱える
シンボルを「かぶる」
- シンボルを空中などに描き、その空間に出来たエネルギーを、両手または片手で頭上に持ち上げてその下に降り注いでくるようにする
シンボルを描いたりかぶったりすることで、特別な力がみなぎると意識しながら使うことが大切です。
レイキのシンボルの歴史とトリビア
シンボルの歴史
昔から、『シンボル』というものは、そのものの形や、意味や、文化的背景により、印や呪文に形を変えたものが多くあります。
エジプトの壁画や、象形文字が分かりやすい例ですね。
レイキに用いられるシンボルも、その歴史や背景による、意味のあるものです。
臼井甕男氏は仏教の経典を深く学んでおり、霊気の力を開眼した鞍馬寺でシンボルとマントラに触れ、そのアイディアが生まれたのではないかと言われています。
そして、そのシンボルは門外不出のものとして、極秘にされ公開するべきではないと言われています。
臼井靈氣療法では、レイキというパワー、目に見えない超越的な原理が働いている神聖なものを『誇り』に思う方法の一つだったようです。
ただ、海外にレイキが伝わっていく段階で、「人々にレイキをもっと広めたい」「人々が、レイキに真剣に興味をもって有効活用してもらいたい」という気持ちが、シンボルやマントラを公開した方が良いという考えの人々を次第に増やしていったのでしょう。
レイキにまつわるトリビア
レイキが世界中に広まり、様々な形で発展していった結果、レイキで使うシンボルやマントラについていくつかの説があります。
理由を考えてみました。
- 伝授の時でも、シンボルを紙に書いてはいけなかった
門外不出のものとして、極秘にされ公開するべきではないと思われてきたため、おそらく空中に指で書いていたのではないか
- シンボルやマントラは公開しない方がよい
シンボルはレイキを学んでいない人が使用しても、パワーを得られずに効果がないからか
- シンボルはまだ充分なパワーのない初心者が使うもの
「創始者の臼井甕男氏は使用していなかったが、弟子に伝授した」という説があるからか
- シンボルやマントラは使用しなくても良い
充分なパワーがあるヒーラーは使用する必要がないため。やはり、「創始者の臼井甕男氏は使用していなかった」からか
- シンボルの形は様々で、作用の異なるシンボルとマントラを組み合わせて使うこともある
日本発祥の霊気が海外に伝わり、広まっていく過程で、そのシンボルや伝授の内容が発展していったためか
まとめ
レイキのシンボルやマントラは、レイキを使う上で大事なツールです。
ですが、組み合わせて使わなくてはいけない、使い方を覚えなくてはいけない、などの決まりはありません。
レイキを施術する人が、肉体的にも精神的にも安定し、ツールだけに頼ることなく、レイキに取り入れることで素敵な力を引き出す結果が得られればいいですね。
そして、創始者の臼井甕男氏はこんな言葉を残しておられます。
「レイキを使って使って使い切ったとき、シンボルを必要としない自分を発見するだろう」