- 学校の先生と生徒との恋愛って実際はあり?
- 先生のことを好きになってしまったけど、どうしたら良いの?
このように悩まれている人はいらっしゃいませんか?
実は、2割~3割程度の学生が学校の先生を好きになってしまったことがあるということが分かっています。
その中には、本気で先生と付き合いたいと思っている人もいるでしょう。
そこで今回は、先生と生徒の恋愛について、「実際はありなのか」「ダメだと言われる理由は何か」について詳しくまとめていきます。
この記事を読めば、先生と生徒の恋愛事情について分かります。
また、付き合う方法についてもまとめていますので、是非参考にしてみてください。
先生と生徒の恋愛はあり?
先生と生徒の恋愛は一般的には「禁断の恋」とされていますが、実際はどうなのでしょうか?
結論から述べると、「先生と生徒の恋愛はなし」です。
先生と生徒という垣根を越えて恋愛関係になってはいけません。
ここでは、「禁断の恋」とされている理由についてまとめていきます。
法律違反になる
18歳未満の子どもと大人の恋愛に関しては児童福祉法により定められています。
- 18歳未満の子どもに対し、大人が性的な要求を満たすためだけに子どもと交際すること
- 金銭の受け渡しが発生する不純な交際
上記のような交際に関しては、児童福祉法のみならず各種法律や条例に抵触するため、処罰の対象となります。
このような法律は、子どもを守るための法律であるため、仮に生徒側から誘惑したとしても教師側が処罰の対象となります。
学校の先生は特に18歳未満の子どもと触れ合う時間が長いですよね。
生徒と自分を守るためにも法律に準ずることを前提として仕事をしているので、生徒のことを恋愛対象として考えられません。
モラル違反により、信用が失墜する
上記に述べた法律はあくまでも18歳未満の子どもに対しての法律です。
そのため、厳密には18歳以上の高校生が先生と恋愛関係となっても法律上問題が無いのです。
しかし、やはり「先生と生徒」という立場である以上、恋愛関係に発展してしまうと周りからの理解はなかなか得られない上に、モラル違反により信用が失墜してしまいます。
万が一、双方の同意のもと交際をしていても、
- 自分の子どもの担任は、子どもを恋愛対象として見る
- あの先生は、子どもが好きだから好きな子に対してひいきする
- 仕事として生徒と関わっているはずのに恋愛感情を持つなんておかしい
などと噂され、極端な話であれば人格を疑われるような事態に発展してもおかしくはありません。
その先生が在籍する学校の評判も下がってしまいます。
祝福してもらえない
前述したように、「先生と生徒」が恋愛関係になってしまうと、一般的には「ありえない」ことなので、祝福してもらえない可能性の方が高いです。
反対に周りから批判されることの方が多いでしょう。
そういったことも含めて考えると「先生と生徒の恋愛はなし」という結論に至ります。
どうして生徒は先生に恋をするの?
「禁断の恋」であり、周りからの理解を得られにくい恋愛にも関わらず、どうして生徒は先生に恋をしてしまうのでしょう。
その大きな理由としては、次の3つが考えられます。
先生に恋をする理由
- 大人の異性への憧れ
- 「禁断の恋」への憧れ
- 同世代にはない包容力に惹かれる
それぞれの理由について、具体的にまとめていきましょう。
①大人の異性への憧れ
先生を好きになる理由としては、まず大人の異性への憧れというものが考えられます。
自分の知らないことを知っていいる経験豊富な大人の異性に対して、「かっこいい」「素敵」など、ドキッとした気持ちを感じたことはないでしょうか?
人は誰しも、大なり小なり未知の領域に対する憧れを持っています。
その気持ちは大人に対しても起こり得ることでしょう。
そして、外見が好き・性格が良いなど、他にも自分の好みの要素を感じた場合、その「憧れ」は「恋愛感情」へと変化していくのです。
②「禁断の恋」への憧れ
また、恋をしてはいけない相手という「禁断の恋」への憧れが、好きという気持ちを増長させます。
先生はもちろん生徒の方も、「先生と生徒が恋愛関係になることはあってはならないこと」ということを知っている人がほとんどだと思います。
しかし、人は禁止されればされるほど、そのことに対して興味を持ってしまいます。
それは恋に関しても同じことではないでしょうか?
禁止されるほど燃え上がる恋・・・通常の恋愛よりもドラマチックに感じられるため、生徒側の気持ちがどんどん盛り上がってしまう可能性もあります。
誰でも一度は漫画やドラマのようなドラマチックな恋愛をしたいと感じたことがあるのではないでしょうか?
先生と生徒を題材にしたフィクションも数多く存在します。
そんな「禁断の恋」「普通とは違うドラマチックなシチュエーション」という要素が、恋愛感情に作用してしまうのです。
③同年代にはない包容力に惹かれる
さらに、同世代にはない包容力がきっかけで先生に惹かれていく場合も多いです。
同世代の異性と比べ、考え方や立ち振る舞いが落ち着いています。
教養があり、何事も大きく包み込んでくれるような包容力に惹かれてしまうというのも不思議ではありません。
悩みごとや困りごとを相談するとき、同世代よりも安心して相談できる上に、考えつかないような大人の対応により、対処してくれる場合もあります。
そんな大人の包容力・魅力にドキッとして恋に落ちてしまうことも多いのです。
本気で好きなら付き合う方法はある!
前述したように、先生は基本的に生徒のことを恋愛対象としては見ていませんし、見てはいけません。
先生のことが好きでも多くの場合は何も起こらず、思い出となってしまうことでしょう。
しかし、決して叶わない恋というわけではありません。
本気で好きならば、あきらめず、自分の気持ちを伝える努力をしてみましょう。
そうすることで、先生と付き合える可能性も十分にあります。
ここでは、先生に迷惑をかけることなく自分の気持ちをアピールする方法についてまとめていきます。
ここで重要なポイントは次の3つです。
ポイント
- 在学中は必要以上にアピールしない
- 在学中は学生としての本分を全うする
- アピール開始は卒業後
①在学中は「恋愛感情あります」アピールはしない
在学中は必要以上のアピールは避け、「恋愛感情がある」ということを悟られないようにしましょう。
先生は生徒のことを恋愛対象としては見ていません。
生徒とのトラブルや交際により法律や就業規則に反しないように、最大限の注意を払っています。
そのため、二人きりになる場面は極力作らないようにしています。
例えば
- 面談は2人でしない
- 個室で2人の状況は作らない
- 送迎はしない
などが考えられます。
さらに、生徒が自分のことを恋愛感情として好きだということに勘づくと、後々のトラブルを回避するために、その生徒のことを避ける可能性もあります。
そうなってしまうと好きな先生との接点が少なくなってしまいます。
そうならないためにも、在学中は恋愛感情を抱いていることを先生に悟られないように注意しましょう。
②学生としての本分を全うし、生徒としての好感度を上げる
在学中は学生としての本分を全うし、生徒としての好感度を上げていきましょう。
一生懸命勉強や部活動に取り組む生徒は印象に残りやすいものです。
また、授業態度・生活態度がずば抜けて良い生徒というのも印象に残りやすいです。
学校の先生というのは、毎年何人もの生徒を受け持ち、出会いと別れを繰り返します。
卒業後ずっと覚えていられる生徒もいれば、忘れてしまう生徒がいても不思議ではありません。
例えば、学級委員長や生徒会長などを務めた生徒と、何もしていない生徒ならどちらが強く印象に残るでしょうか?
一般的には前者の方かと思います。
反対に、成績や生活態度が悪く、トラブルが多い生徒というのも印象には残りやすいですが、そういった生徒は「問題児」と捉えられることの方が多いため、今後先生と近づきたいと思っているのであれば、マイナスにしかなりません。
先生と近づきたいと思っている場合は、勉学に励み、学校生活を有意義に送ることが重要です。
③告白するなら卒業後がチャンス
アプローチをしかけるのは、在学中ではなく、卒業後がチャンスです。
理由は、卒業後であれば「先生と生徒」という関係は解消され、モラル的にも認められるからです。
これが中学生であれば、先生との年齢差が大きいため、卒業後すぐに告白しても受け入れてもらえないかもしれませんが、高校生になると違います。
大学卒業後一年目で教員採用試験を合格した場合、22~23歳で先生になります。
高校生とは4~5歳程度しか年齢が違わないので、十分恋愛相手として可能性があります。
また、高校卒業後であれば、年齢的にも法律に触れなくなります。
卒業後のアプローチとしては、次のような方法があります。
- 卒業時に連絡先を交換し、こまめに連絡を取る
- 卒業後もその先生に近況報告をしに学校へ行く
- 卒業式の時に告白する
- 同窓会や再会の場で積極的に話しかける
などがあります。
もう「先生と生徒」という縛りはありません。
元生徒からアプローチを受けても困ることもないですし、嬉しさすら感じるでしょう。
学生のときに築いた生徒としての信頼・好感度を、恋愛感情に変えるのはそう難しくないことかもしれません。
先生と生徒が結婚したケースもある
実際に、先生と生徒が結婚したケースも数多くあります。
結婚したケース
- 卒業後に再会
- 卒業後に先生に会いに学校へ通う
- 卒業後にこまめに連絡をする
共通して言えることは、「卒業後」にアプローチをすると成功しやすいということです。
在学中に先生と恋愛関係になると、お互いが抱えるリスクが高い上に祝福してもらえないためおすすめできません。
しかし、
- 実は高校生のころから好きで、卒業後にアピールして付き合ってもらえた!
- 高校からの思いが成就して夫婦になることができた!
という話はなんだかロマンチックに感じませんか?
在学中は、先生が好きという気持ちを勉強や部活動などのモチベーションに利用して、卒業後に猛アピールをして意中の先生に接近していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、先生と生徒の恋愛に関する実態と恋愛関係になるのがダメな理由、そして先生と付き合う方法について解説しました。
ポイントは5つです。
今回の記事のポイント
- モラルや法律的な理由により、先生が生徒のことを恋愛対象としてみることは難しい
- 在学中の先生へのアピールはリスクが大きい上、相手に迷惑をかける可能性が高いためおすすめしない
- 在学中は、生徒としての好感度を上げる
- アピールをするなら卒業後!
- 先生と元生徒が結婚したケースは多い
人を好きになるのに年齢なんて関係ありません。
同級生・下級生・上級生・近所に住む人・俳優・・・、どんな人を好きになっても個人の自由です。
それが先生だとしても同じことです。
しかし、自分の行う行動には必ず自分が背負わなければならない責任が発生します。
あなたの行動が、相手の未来を変えてしまう可能性も十分あります。
相手や周りへの迷惑を考え、自分と相手が幸せになれる方法を考えてください。