こんにちは!
今回は、占い師の開業について解説します。
スピリチュアルで神秘的な占い師。とくに女性には、占い師になりたいという夢を持っている方、多いです。
でも具体的な開業方法が分からず、「難しい手続きが必要なのかな…」としり込みしてしまう方もいるでしょう。
今回の記事では、占い師として開業するための具体的な方法と手続きについて解説します。
占い師の開業方法は2つ
開業、つまり占い師としての仕事を始める方法について解説します。
占い師として開業する方法は2つあります。それは、
- 個人占い師として開業する
- 占い会社に所属して開業する
では、順番に見ていきましょう。
1.個人占い師として開業する
いわゆるフリーランス。
会社に所属しないで、自分自身で営業・集客・場所設定・占い・費用回収など一切の仕事を行う方法です。
個人開業のメリット
個人開業のメリットは、何と言っても鑑定料の100%を自分の稼ぎにできること!
会社に雇われている場合は得た鑑定料の何割かを会社に納めなければなりませんが、個人開業であればマージンなんて存在しません。
そのため、占えば占っただけ、自分の収益になるのです。
また、会社の方針や就労規制などもありませんから、自分の求める占いの方向性で、思い切り独自色を出しながら経営することも可能です!
占い師として大きく稼ごうという人は、遅かれ早かれ個人開業に踏み切る必要があるかと思います。
個人開業のデメリット
個人開業のデメリットは、個人情報をさらさなければならないことと、万が一トラブルが起きたら自分で解決しなければならないことです。
個人開業の場合は自分で営業・集客・占う場所の設定・費用回収など一切の業務を行わなければなりません。
そのため、自宅や自己所有のサロンの住所地が、個人情報としてお客さんにさらされることになります。
占い結果や費用をめぐるトラブルも、自分で弁護士を雇うなどして解決する必要があります。
個人開業の実際の働き方
占いを行う場所は、自宅や自分の所有するサロン、喫茶店、お客さんの住所地付近まで出張、路上など、いろいろです。
自宅に呼び込む場合は、住所という個人情報が筒抜けになってしまう点に注意しましょう。
自分のサロンを持つ場合には、十分な収益がないと賃貸料で赤字になってしまうかも。最初からサロンを借りるのではなく、まずはしっかりと黒字が出せるような占い師になることが大切です。
喫茶店で占う場合は賃料もかからないのでリスクは少なめ。喫茶店の店主さんに占いOKかどうか、許可を得る必要があります。
遠隔地でなければ、お客さんの住所地付近まで出向いて占うのもアリです。
路上での占いは、路上営業NGのエリアに注意すること、同業の方の利権を犯していないか十分注意することがトラブル回避のポイントになるでしょう。
また、メール占いをするという方もいます。
いずれの場合も、ツイッターやフェイスブックなどのSNSやブログを活用して集客するのが効果的。自分のホームページを作るのも良いでしょう。
でも、占い師をゼロから始める人にとっては、始めから個人で集客するのは非常に難しいでしょう。
まずは会社に所属して、占い師としての経験や仕事の流れといったノウハウを身に着けてから、個人開業したほうが安心です。
2.占い会社に所属して開業する
次は、占い会社に所属して開業する方法です。
占い館や電話占い、ショッピングセンターのブースなど、それぞれの場所を運営している占い会社と契約し、勤務することになります。
会社所属のメリット
会社所属のメリットは、以下の3つ
- 集客しやすい
- 場所の設定を会社がしてくれる
- トラブル時に会社が対処してくれる
占いの運営会社は、安定経営のために仕事の流れを作り上げています。
その会社の占い師として働くわけですから、集客しやすく占い業務に集中しやすい環境と言えるでしょう。
お客さんにとっては、「無名な師の家やサロンにいきなり出向く」よりも「有名な占いの会社が経営している場所に占いしにいく」ほうが安心感がありますよね。
そのため、占い師としてゼロから始めたい方は、まずは会社に所属して場数を踏むのがベターです。
ただし、トラブル対応などは会社の方針次第であり「何かあった時は全部占い師に任せる」といったケースもありますので、契約時にしっかりと確認することをおすすめします。
会社所属のデメリット
占い会社に所属するデメリットは、何と言っても収入が低いということ。
雇われ占い師の給料は客数や電話占いの通話時間による歩合制ですが、鑑定料のうちの何割かを会社に納めなければならないので、稼ぎにくいという面があります。
占い会社に納める割合は、個々の会社で異なりますが、鑑定料の3~5割、あるいは7割を会社に納めているというケースも。
また、お客さんの個人情報は会社のものであり、雇われ占い師の立場では個人情報を得ることはできません。そのため、「お客さんのメールアドレスを使って個人的に集客する」といった攻めの集客戦略はできないのです。
お客さんが自発的にリピート・指名してくれるのを待つ形になります。
会社所属の実際の働き方
占いの館ウィル、電話占いウィル、スピリチュアルカウンセリング「とまり木」など、占い会社はたくさんあります。
占い会社が募集・求人を出しているかどうか、ホームーページや実店舗に出向いて確認してみましょう。
働く場所は、
- 占い会社の経営する占い館
- デパートや駅ビルの占いブース
- 電話(自宅でスタンバイ)
などさまざまです。
占い師として開業する方法
次は、占い師として働き始めるための手続きについて解説します。
開業時の行政手続きは?
占い師として開業するには、一般的な個人事業主と同じように、税務署に「開業届」を提出すればOKです!
実際書いてみるとわかるのですが、開業届はとてもシンプルな書類です。自分の地域の税務署に書いて持っていくと、驚くくらい簡単に受理されます。
身分証明書と開業届を持って税務署に行けばそれで終了。
保証人も費用も不要です。
ちなみに廃業したいときは、「廃業届」を出せばOKです。
開業時に必要な資格は?
占い師を始めるために必要な資格はありません。
もちろん占いの知識がないと実際に働くのは無理だと思いますが、通信講座の占い資格などは、とくに取る必要がないものです。
開業時に必要な道具は?
占い師としての仕事に必要なものをそろえればOKです。
具体的には、
- タロットカード、水晶など占いに使う道具
- 自分の衣装(魔法使いみたいなローブとかじゃなくても良いです。自分の占い師としてのキャラにあった衣装を決めましょう)
- パソコン
- ネット環境
などでしょうか。
占い師は身軽に始められる職業です。
意外と重要なのがパソコン・ネット環境なんです。
集客をするにも不可欠ですし、収支の管理にも大活躍するでしょう。
ちなみに、占い師に限った話ではありませんが、個人事業主は毎年、確定申告が必要です。パソコン・ネットがあればクラウド型の会計ソフトを使えますから、面倒な税務処理もラクにすませられますよ♪
開業届を出さなくても占い師になれる?
結論から言ってしまうと、開業届を出さなくても占い師になれます。
開業届の提出は所得税法第229条に「事業開始から1ヶ月以内」と定められていますが、遅れてもとくに罰則はありません。
また、事業開始日をいつにするかどうかは、個人事業主の判断で、常識的な判断で決めることができます。
占い師に限らず、ライターやイラストレーターを「副業としてちょっぴり始めてみた」という人たちは最初は開業届を出さずにやっているケースが大半です。
開業届を出せば控除額がお得な「青色申告」を行うことができるので、大きく稼いでいきたい占い師の人は開業届と青色申告申請書を出すことをおすすめします。
まとめ
- 占い師の開業方法は「個人で開業」「占い会社に雇われて開業」の2つ
- たくさん稼げるのは個人開業!
- 集客・トラブル時に安心なのは雇われ開業!
- 開業届を出さなくても働けるが、大きく稼ぎたい人は開業届を出して青色申告しよう
以上、占い師の開業についてでした。
開業は人生でそう何度もあることではありませんから、とても敷居が高く感じるかと思います。
ですが踏み切ってしまえば、良い意味で覚悟ができて思い切り働けます。
あなたも占い師として開業して、自分の道を切り開いてみませんか♪