私の知り合いの女性は、満月の日が近づくと頭痛が起こり、体調が悪くなるそうです。
満月の日が近づくたびに体調を崩すので本当に気の毒です。
そんな事もあり、私は満月が人体にどんな影響があるのか、改めて調べてみました。
この記事は、満月が近づくと体調が悪くなる原因について、詳しく調べています。
満月が近づくと体調不良になる方は、是非この記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
満月の日には体調が悪くなると言われるのはなぜ?
満月の日には体調が悪くなる、という方があなたの周りにもおられるんじゃないでしょうか?
もしかしたら、この記事を読んでいるあなたがそうかもしれません。
調べてみると、満月の日に体調を崩す原因は諸説あるようですね。
代表的なのは、満月の引力による気圧の変化の影響です。
また、昔から月の満ち欠けと女性の生理周期の因果関係も体調を崩す原因と言われています。
昔から人間は、満月の不思議な力によって精神的にも肉体的にも影響を受けてきた歴史があります。
体調がおかしくなる原因は、
・月の引力による気圧の変化(気象病)、それに伴う自立神経、ホルモンバランスの乱れ
・月の満ち欠けと女性の生理周期の関係
・満月(月光)の不思議な力
などがあげられます。
月の引力が人体に与える影響
まず、満月が人体に影響を及ぼす原因は「月の引力」が関係していると言われています。
満月は月の引力が最も強くなる時期です。
気圧の変化によって人体は少なからず影響を受けます。
満月の夜が近づくと自律神経が乱れ、イライラしたり、欲求不満になったり、興奮したりといった影響が出やすくなります。
月の引力が海面に影響を及ぼすことで、潮の満ち引きが作られます。
地球の面積の約70%は海ですよね。
そして、人間の体の約70%は水でできています。
月の引力が海面に影響を与えるように、人間の体にも少なからず影響を及ぼします。
羊水とはお腹の赤ちゃんが包まれている水分のことですね。
なんと、この羊水は海水とほぼ同じ成分でできているそうです。
含まれる塩分濃度やミネラル成分もほぼ同じだそうです
潮の満ち引きは月の引力が引き起こしています。
ということは、母親のお腹の中の羊水も、潮の満ち引きのように、月の引力に影響されるのかもしれません。
実際に昔から潮の満ち引きに合わせた出産方法はあるようです。
潮の満ち引きがお産に関係があるというのは、昔の人の経験から生まれた知恵なのでしょうね。
月の満ち欠けと生理周期の関係
月は29.5日の周期で満ち欠けを繰り返しています。
女性の生理周期の平均は28日であり、月の周期と生理周期はなんらかの関係があるのではないかと言われています。
月経(生理)という言葉は、月の経過という意味で、月の満ち欠けの周期と女性の生理周期は非常に似ているところから付けられたようです。
すべての方にあてはまるわけではないのですが、満月を迎える頃には、それまで蓄えてきたエネルギーが最高潮になるといわれています。
満月の日は引力も最大です。
満月の日に生理になる方は多いといいます。
満月の日に体調が悪くなる女性の声
満月と新月の時、体調が悪くなります… 同じような方、いますか?
私は生理とかぶることが多いので、余計にかもしれません。 あと、今はスーパームーンらしいですが、そういうのも関係ありますか??
なるべく体調不良にならないようにするには、どうしたらいいでしょう?
引用元:ヤフー知恵袋
関係はもちろんあります。
満月のときは気持ちが高ぶったりイライラしたりいろいろ体に影響してきます。 影響しやすいかは人それぞれなので、きっと影響しやすいんだと思います。
満月は引力の関係で地震が起きやすくなったりといろいろな関係があるみたいです。 スーパームーンも満月のように影響するでしょう。
体調を悪くしないように、満月の日には食事を健康なものにするなど気を使ってくださいね!
引用元:ヤフー知恵袋
結論から言うと関係などあるわけがありません。
新月や満月の瞬間が体調悪いのですか? そうでないとすればただの勘違いです。
私は男性なのでその変の話は詳しくはないですが、生理の周期ってたしか平均が29日ぐらいでしたよね?月齢は平均で29.5ほどですので周期が重なることは珍しいことではないはずです。
ここは天文カテですので、スーパー何チャラといった「オカルト」や「健康」に関する質問はそちらのカテでしたほうがいいと思います。 ほらね。早速↑みたいは変なやつが現れた。
引用元:ヤフー知恵袋
人間の感情が月の満ち欠けに左右されることはあるのでしょうか?
私の娘は、毎月決まって満月の日になると、これといった理由もないのに気分が極端に落ち込みます。本人は満月のせいだといいます 。
本当にそんなことがあるのでしょうか。
引用元:ヤフー知恵袋
本人の思い込みが半分以上あると思われます。
月の潮汐力が人間の感情や体調に影響するか、という研究がありましたが有意義な差は認められなかったようです。
本人が「今日は何だか気分が乗らない」というときに「今日は満月だから」とか「今日は新月だから」といった情報が重なると、それらのせいにしてしまう傾向が見られます。
引用元:ヤフー知恵袋
月が人間の精神や体調を狂わせる?
満月の夜には体調を崩したり、犯罪事件や事故や自殺が多くなるという話がまことしやかに囁かれています。
「月の魔力」の著者A.Lリーバー博士は、満月の夜には凶悪犯罪が多いという説を唱えました。
月光には人間の体調を狂わす不思議な力があるという説ですね。
その要因としては、「月の引力が人間の体内の水分を引っ張る」ということと、「電磁場に現れた変化を神経組織が何らかの手段や方法で感じ取る」からとされています。
1956年から1970年にかけてのフロリダ州デイド郡(現在のマイマミ・デイド郡)で発生した殺人事件について15年分のデータを集めて月齢との関係を調べてみた、というものです。その結果、満月のときに殺人事件の発生件数がピークに達していた、と。
また、オハイオ州カヤホガ郡でも同様のデータを調べてみると(ただし期間は1958-1970年)、緯度のずれに合わせて、満月から3日のずれで殺人事件の発生件数がピークに達していた、というのです。
満月の日は体調が悪い、事件が多い…?月がヒトに与える影響って?
疑似科学ウォッチャー
皆神龍太郎
ところが、科学的にみてA.L.リーバー博士の説は否定されているそうです。
皆神先生 まあ、これだけだとスゴイかもしれませんが、「本当に?」と天文学者のニック・サンダリークらが同じ地域で1971-1981年の殺人事件のデータを調べてみたのです。この追試では、リーバーとは全く異なり「月齢と殺人事件の発生件数には関係はない」という結果となりました。
つまり、リーバーの研究は「偶然うまく当てはまった時期を取り上げただけ」だったのです。実際、その後リーバー自身が(デイド郡について)追試を行っているのですが、やはり殺人事件の発生件数が満月のときにピークになるという結果は確認できていません。
『月の魔力』の増補版では(カホガヤ郡の追試について)「データは事実上、使いものにならなかった」とさじを投げています。解析を諦めたわけです。
「月齢と殺人事件の関係」についての研究はこれだけではなく、世界中で多くの論文があるのです。その結果は、おおむね「関係なし」というわけですから、満月の日に殺人事件が多い、というのは信じないほうがいいでしょう。
満月の日は体調が悪い、事件が多い…?月がヒトに与える影響って?
満月の影響で体調不良になる原因は?
満月の影響で人間の体調がおかしくなる、というのは科学的には解明されていないようです。
満月の日の気圧の変化による体調不良を拡大解釈しているというのが、実際のところのようですね。
満月の日のイライラや気分が悪くなるのは、気圧の変化による「気象病」と言われるもののようです。
メモ
天気の変化と病気の因果関係は昔から言われています。
気象要素としては、気圧、日照時間、降水量、温度、湿度、風、雷などがあります。
そういったものから悪影響を受けるものの総称を「気象病」と呼びます。
その中でも天気(気圧)の変化によって体調を崩す症状を「天気痛」や「低気圧不調」といい、症状例は、頭痛やめまい、倦怠感、気分の落ち込みなどがあげられます。
まとめ
今回は「満月の日が近づくと体調がおかしくなるって本当?その原因は?」をテーマに調べてみました。
まとめると、
満月の日は、月の引力が最も強くなり、それに伴う気圧の変化が起こり、気象病といわれる体調不良をおこしやすい。
特に女性は生理の周期(28日周期)と月の周期(29.5日周期)が似ているため、満月の日には体調不良を起こしやすい。
ということが分かりました。
「満月の日になると体調が悪くなる」原因は、気象病や生理の周期の体調不良を除けば、科学的には証明されていません。
英語圏には「月は人を狂わせる」という信仰があるといいます。
この記事からも分かるように、月の不思議な力や月光の成分が人体に悪影響を及ぼすということは、科学的に否定されています。
月の良い魅力がもっと世間に広がればいいね。