食卓をオシャレに彩る北欧食器は、組み合わせ次第で様々な表情を見せてくれます。
SNSなどで見かけて購入を検討している方もいらっしゃいますよね。
しかし、いざ自分で北欧食器を購入しようとしても、どれをどう組み合わせたらよいかわからずに躊躇している方は意外と多いのではないでしょうか。
イッタラやアラビアなどの北欧食器が特に好きで、愛用して5年になります。
この記事ではそんな私が北欧食器の組み合わせ方について、実例を元に解説します。
この記事を読めば北欧食器を用いたテーブルコーディネートのやり方が分かり、どの北欧食器を購入すればよいかが分かるようになりますよ。
北欧食器の組み合わせ方
SNSなどで北欧食器を使ったテーブルコーディネートは数え切れないくらい紹介されていますが、いざ自分がするとなるとハードルが高く感じますよね。
そこで、北欧食器の組み合わせ方法を3つお伝えします。
- 色数を3色程度に絞る
- メインとなる食器を決めて目立たせる
- シリーズを揃える
中でも、多くの方が実践しやすくおすすめなのは、色数を3色程度に絞ることです。
以下で詳しく説明します。
色数を3色程度に絞る
北欧食器の組み合わせを考える際、多くの方が実践しやすい方法は、コーディネートしたときに全体で使われる色が3色までになるようにすることです。
すでに食器をたくさん持っていて買い足す場合にも、新しく揃える場合にも、どちらにも使えるからです。
実例を見ながら詳しく解説します。
すべて異なるシリーズの食器ですが、食器に使われている色を黒・紺・黄色に絞っているのでまとまりがありますね。
使用されている北欧食器:アラビア・パラティッシ、アラビア・マイニオサラスタス、キャサリンホルム・ロータス
白・黒・グレーで揃えられたコーディネートです。
食器がたくさんありますが、色が統一されているのでごちゃつきません。
使用されている北欧食器:イッタラ・ティーマ、アラビア・パラティッシ
白・ネイビー・ブラウンの組み合わせです。
テーブルクロスが濃い色なので、食器の白が浮かび上がり、カステラも映えますね。
ティータイムでもキャンドルがひとつあると和みますね。
使用されている北欧食器:イッタラ・ティーマ、アラビア・トゥオキオ
鮮やかなイエローとグリーンがさわやかな組み合わせです。
イエローとグリーンのような鮮やかな色が同量だと賑やかすぎるので、どちらか一方を少なめにするのがポイントです。
使用されている北欧食器:アラビア・カラーズ、イッタラ・カルティオ、イッタラ・フローラ
食器を白黒で統一して、テーブルクロスのブラウンでカジュアルさを演出していますね。
柄の目立つテーブルクロスは合わせ方が難しく、なかなか手を出せないでいるので憧れるコーディネートです。
使用されている北欧食器:マリメッコ・シイルトラプータルハ、マリメッコ・ラシィマット
こちらも食器を白黒で統一していますね。
ナプキンや食材の赤がよりいきいきとして見えます。
それぞれマリメッコとイッタラで異なるメーカーなのに、すごい偶然。(まさか計算の上で…?)
使用されている北欧食器:マリメッコ・シイルトラプータルハ、マリメッコ・ラシィマット、イッタラ・ティーマ、イッタラ・カルティオ
お茶碗、プレート、テーブルクロスが青と白で統一されたコーディネートです。
メインのプレートとお茶碗の間にクリアガラスの食器が入ることで視線が向こう側に抜けて、すっきり見えます。
青と白=空のイメージで、食卓を空に見立て、その上を飛んでるということなんですかね。
使用されている北欧食器:アラビア・24h アベック、イッタラ・カルティオ
主菜・副菜のプレート、スープ用のカップに黄色が共通して使われているのがポイントですね。
こういうちょっとした点がこだわっていると、より洗練された雰囲気をかもし出せるんですね。
使用されている北欧食器:アラビア・スンヌンタイ、イッタラ・ティーマ
メインとなる食器を決めて目立たせる
コーディネートに使う色を3色までに絞るといいということがわかりました。
1番のオススメはその方法ですが、色以外の視点でも組み合わせの方法はあります。
それは、目立たせる食器をひとつ決めて、他に組み合わせるものは控えめにしてメリハリをつけること。
メインとなる食器別に具体例を見てみましょう。
メインが主菜のプレートの例
主菜の大きなプレートが主役の、オーソドックスな組み合わせです。
メインに柄が入っているので、メイン以外は装飾のないクリアなガラスや無地の食器にして引き立て役にしています。
ついあれもこれもと盛りたくなりますが、引き算も大事です。
使われている北欧食器:アラビア・パラティッシ、イッタラ・ティーマ
こちらもメインのプレートが主役です。
グラスやサービングトレイはシンプルにしているので、自然と視線がプレートに集まりますね。
使用されている北欧食器:アラビア・ルノ
無地でも、プレートの大きさにメリハリを付けて目立たせることができます。
プレートの大きさごとに色を変えているのも、すっきり見せるテクニックです。
しかも手作り!見習いたいです…
使用されている北欧食器:イッタラ・ティーマ、マリメッコ・プケッティ
無地のプレートにおかずを彩りよく盛り付ければ、ガラッと印象が変わり、一気に主役に。
食器の見た目のみならず、食器に何を載せるかでコーディネートする方法もあります。
使用されている北欧食器:アラビア・カラーズ、イッタラ・カルティオ
こちらは主菜の食器の面積が隣のプレートより小さいですが、おかずが色鮮やかなので目立ちますね。
使用されている北欧食器:アラビア・スンヌンタイ
メインがマグカップの例
こちらは白い食器と控えめな柄の食器に、大きな花柄のマグカップがメインとして構成されています。
面積は小さいですが柄のインパクトで自然とそちらに目がいくコーディネートです。
使用されている北欧食器:アラビア・マイニオサラスタス
こちらも大きな柄のマグカップがメインです。
ポットプレート、トレイは無地または無地に近い柄にして、マグカップを引き立てています。
使用されている北欧食器:イッタラ・タイカ、アラビア・ムーミン
シリーズを揃える
1から揃えられる環境ならば、気に入ったシリーズで揃えるのもオススメです。
異なるシリーズの組み合わせは、色や厚みなど、同じように見えてもやはり細部が異なります。
同じシリーズであればそもそも組み合わせて調和できるようにデザインされていますので、コーディネートのしやすさは格別です。
私のオススメのシリーズをご紹介します。
イッタラ・ラーミ
陶器、ガラス、木のテーブルウェアを組み合わせられるのが特徴のシリーズです。
シンプルなデザインで組み合わせやすく、素材の質感の違いを楽しむコーディネートを作ることができます。
サービングプレート単体で選ぶのって難しくないですか?
アラビア・パラティッシ
青と黄色で彩られたフルーツや花のイラストが目を惹く、上品な印象をもつシリーズです。
このコーディネートでは、ボウルとプレートの間に白の無地のプレートを挟むことで、柄が多くてもスッキリ見えるよう工夫がされています。
個人的には、お値段のことを考えるとすぐには難しいですが、時間をかけてゆっくり集めたいと思えるシリーズです。
こちらはモノクロバージョンのパラティッシです。
マグカップとプレート2種類がそれぞれ柄の出方が異なるので、テーブルの印象が単調にならず、並べても違和感がありませんね。
アラビア・エステリ
和食器にも合わせやすい、藍のような青と白の花柄のシリーズです。
プレートは内側、ボウルやマグカップは外側に柄が描かれており、揃えて配置した時に見た目のバランスがよいようになっています。
マリメッコ・プケッティ
花束がモチーフとなっているかわいらしい小花柄のシリーズです。
この例のように、プレートとマグカップをセットにして揃えると、朝食やランチに使いやすいですよ。
まとめ
北欧食器が欲しくても、どれとどれを買うべきか、手持ちのものと合うのか等組み合わせの仕方が分からず、躊躇している方は意外と多いのではないでしょうか。
北欧食器の組み合わせの方法は以下の3つです。
- 色数を3色程度に絞る
- メインとなる食器を決めて目立たせる
- シリーズを揃える
中でもオススメの方法は色数を3色程度に絞ることです。
手持ちの食器があっても、新しく購入する場合でも使える方法だからです。
色だけでなく、メインとなる食器を決めて目立たせるという方法もあります。
1から揃えるなら、シリーズを揃えてしまうのも間違いなく組み合わせやすいです。
北欧食器は組み合わせによるアレンジがきき、長く付き合えるものですので、ぜひ取り入れてみてください。
お気に入りのものが見つかりますように。