「魔法とは呪文の事?」
「どうやってハリーポッターの魔法は作られたの?」
「どんな魔法があったかな?」
皆さんも魔法について気になりませんか?
作者は「作品中の魔法の95%が私の発案によるもの」と答えています。
その発言や行動にはどんな意味が隠れているのでしょうか。
ハリーポッターに出てくる魔法は大きく分けると4種類です。
- 悪魔的な闇の魔法 (ボルデモードやデスイターが使う呪文など 闇の魔法)
- 守ってくれる魔法 (守護呪文や保護呪文、傷などを癒す魔法 呪文や魔法薬)
- 面白魔法 (100味ビーンズや動くカエルチョコレート 魔法薬や呪文で作るお菓子など)
- いたずら魔法 (暴れバンバン花火や忍びの地図など 魔法グッツ)
魔法とは呪文に限らず
『解明出来ない現象を引き起こす不思議な力』全体を指します。
そこで、この記事では
《呪文の語源》《ホグワーツの魔法に関わる授業科目》《作者JKローリング氏》
この3点に絞って魔法の原理(源)を深堀して行きます。
深堀考察で、あなたも魔法使いになれる日がくるかも!!!
ハリーポッターで使われる呪文から魔法の原理を探してみよう
魔法と言われて一番最初に浮かぶのは、やはり呪文ですね。
先ずハリーポッターで使われる呪文の語源はラテン語が多く使われており、その他の言語も混ぜた造語になっています。
有名な呪文を5点から見てみましょう
エクスペクト・パトローナム(守護霊よ来たれ)
どちらもラテン語でExpecto(期待する・待ち望む)+ patronum(守護の聖者・救世主)=守護霊を待ち望む
守護霊をだして、自分や付近を守る呪文です。
作中では名付け親であるシリウス・ブラックがディメンターに襲われた際に必死の思いで唱えシリウス・ブラックを救った呪文ですね。
アバダ・ケダブラ(息絶えよ)
アラム語かヘブライ語のAvada Kedavra(私の言うものは全て破壊される)
ボルデモードが一番使ったとされる呪文 アブラカタブラが語源とされている
即死の呪文であり、禁止されている呪文の一つですね。
ウィンガーディアム・レビオーサ(浮遊せよ)
「Wingardium」 英語のwing(羽・飛ぶ)+ラテン語のarduus(急勾配の・高く)を混ぜた言葉で
「Leviosa」ラテン語のlevitate(空中浮遊)+levo(高く・軽く)これを混合させた造語=空中を浮遊せよ
呪文学の授業中にロンとハーマイオニーが発音でちょっとケンカになった、羽を浮遊させた呪文です。
ルーモス(光よ)
「Lumos」ラテン語のlumen(光よ)
これは映画内でもよく使われる呪文で杖の先に光をともす呪文です。
オブリビエイト(忘れよ)
「Obliviate」ラテン語のOblivio(忘却)+英語のate(接尾語の~させるなど)これを混合させた造語=忘れさせる
ボルデモードの支配下の世界になりハーマイオニーがマグルの両親にかけたこの呪文はとても悲しく苦しいシーンでしたね。
呪文の成立ちからわかるのは、作者が語る様にハリーポッターで使われた呪文の言葉は造語のようですね。
ホグワーツの授業科目から見た魔法
呪文の他の魔法をホグワーツの授業科目から見てみましょう。
ホグワーツの授業科目は全部で13科目もあります。
直接魔法にかかわる6科目に注目してみます
闇の魔術に対する防衛術
闇の魔術に対抗する為の魔術ですね。
闇の魔法に対する防衛呪文は色々な作品の中で唱えられる呪文です。
対ボルデモードや、対デスイーターなど作品の中でも沢山見られる呪文ですね。
ルーピン先生が授業で教えていたのは「リディクラス(ばかばかしい)」でしたね。
また、ポリジュース薬でクラウチJrがムーディ先生に姿を変えている際に「インペリオ(服従せよ)」を習っていましたね。
呪文学
物体を浮かせたり、または防衛呪文だったりと呪文学は幅広く学ぶ呪文です。
作中では何らかの理由により必要とされ授業外で直接教えて貰う呪文も多く使われていますね。
「ウィンガーディアム・レビオーサ(浮遊せよ)」は初期のシーンでとても印象深いです。
魔法薬学
魔法薬の調合法や毒薬の解毒法や回復薬なども学びます。
「ポリジュース薬」調合の際髪の毛を混ぜる。飲んで一時間その人物になる薬
「ハナハッカエキ」傷を癒す回復薬。ロンが姿現しでバラバラけてしまった際にハーマイオニーが使った薬
作中では色々な魔法薬が出てきますね。
飛行術
箒に乗り空中を自在に飛ぶ術
初めての飛行術の授業でネビルが飛行に失敗しケガをしてドラコが意地悪をした際に、ハリーが飛行術の才能を発揮しましたね。
個人的には、ロンの妹(ジニー)がクィディッチに出場していて、双子のお兄ちゃんも選手だったことからウィズリー家は飛行術に長けているのではないかと思います。
魔法省役人の意地悪なドローレス・アンブリッチに暴れバンバン花火を仕掛けた際のレッドとジョージの箒の飛行術はスッキリ爽快でした!
変身術
自分の姿を変えたり消したりする魔術ですね。
映画一作目の最初のシーンでマクゴナガル先生が猫から変身するのが印象的でしたね。
魔法生物飼育学
魔法界の生物を学ぶ。ユニコーンや不死鳥など ハグリットが飼っていたケルベロスやヒッポグリフ(バックビーク)も魔法生物ですね。
その他の7科目
- 魔法史(魔法界の歴史を学ぶ)
- 占い学(道具を用いて運勢などを占う)
- 天文学(天文の塔で天体を学ぶ)
- マグル学(マグルについて学ぶ)
- 数占い学(数を用いて運勢などを占う)
- 古代ルーン文字学(古代ルーン文字を学ぶ)
- 薬草学(魔法薬に使われる薬草を学ぶ)
こんなに沢山の勉強をしていたのですね。
授業科目から分かるように「魔法界で起きる不可思議な生物や現象」
この全般が魔法という事です。
作者JKローリングの発言や行動
ホグワーツのモデルとなったのはイギリスのパブリックスクールです。
イギリスのパブリックスクールは
- 伝統的な建築物の校舎
- 美しい景観
- 全寮制
- 英国紳士を育成する
- 優秀生(特別なエンブレムを与えられるなど)特権
などのホグワーツと似た特徴が今もあります。
実際の映画の撮影にもイギリスのパブリックスクールが使われています。
作者JKローリング氏は映画作成にイギリスの俳優や撮影場所を使いたいという強い要望があったといいます。
大学時代イギリスで古典とフランス語を学んでおり、
イギリスは古くから(キリスト教の入る以前)魔法や妖精が信じられてきた国でもある為、魔法が身近だったのではないでしょうか。
また、作者JKローリング氏の発言で「魔法は信じていない」とありますが、
そういった背景から見ると作者自身、魔法は自然と親しみやすい身近なものであったのではないでしょうか。
しかしJKローリング氏はハーバード卒業式スピーチでは
「世界を変えるのに魔法は必要ありません。私たちはすでに必要な力を内に秘めているのです」と発言したそうです。
作者は「皆の心にはすでに魔法がある」と伝えたいのではないかなと私は思いました。
まとめ
ハリーポッターにおいて魔法の原理とは
「魔法界での不可思議な生物や現象の事であり、それはみんなの誰の心にも既にある力」
という事ではないでしょうか。
ハリーのお母さんリリーはマグルの家庭に育ち立派な魔法使いとなり、息子のハリーも立派な魔法使いとなりました。
ハーマイオニーもまたマグル生まれですが沢山勉強し誰よりも呪文を使える素晴らしい魔女です。
ネビルは純血に生まれましたが少し魔法は苦手ですね。
そしてボルデモードは名前を捨てるほどマグル生まれを憎み、悪い魔法使いになってしましたがとても強い魔法を使える一人です。
魔法は誰にでも持てる可能性があり自分次第で良い方向にも悪い方向にも行く物であるのだと私は思います。
皆さんも魔法が使える日が来るかもしれません。
その時は幸せになる魔法を唱えられる魔法使いになりましょう。
私が魔法を使えるようになったらホグワーツに入って1から良い魔法の使い方を学びたいと思います。
それではまたお会いできる日まで。