- 護符とお守りの違いってなに?
- 使い方や処分方法にも違いがあるの?
神社にお参りに行くといろいろな護符やお守りが販売されていますよね。
みなさんは、護符・お守りと聞いてどんな違いがあるのかわかりますか?
違いがわからず、どちらを購入したらいいのか、迷ったことはありませんか?
この記事では、護符とお守りの違いや効果、使い方を徹底解説しています。
この記事を読めば、護符とお守りの違いをしっかりマスターできます。
護符とお守りの違い
護符・お守りと聞いてすぐに違いがわかったりしますか?
私はなんとなくですが、“護符は家に置くもの、お守りは持ち歩くもの” という認識があります。
実際には、どんな違いがあるのでしょうか。
護符とは
ご依頼者様の願望成熟を願い、その方の為に念じ謹製される護符は、他に同じものはない特別な御守りといえます。
引用先:真言宗智山派 檀特山小松寺
護符は依頼人の願いを叶えるためのもの。
つまり、自分の為に作ってもらう、自分だけのお守りということになります。
願いごとや悩みをピンポイントで決めることもできるようですよ。
お守りとは
一言で言ってしまうと、「おまもり」とは携帯電話ならぬ「携帯神社」なのです。
引用先:延喜式内 杉原神社
常に携帯することで、いつでもどこでも神様を意識することができ、神様のお力、ご加護をいただけるわけですね。
お守りは、交通安全、学業成就などざっくりとした括りの中で見守ってくれるものとなります。
初めての人でも敷居が低く、気軽に購入できたりするので、万人向けだと思います。
ここで、護符と御守りの違いをまとめると、
護符は
- 依頼した人の願いを叶えるために作られたもの
- 具体的な悩みをピンポイントで決められる
- 霊力や呪力を持った人が作成するもの
お守りは
- 交通安全、学業成就などざっくりとした括りの中で見守ってくれるもの
- 神社やお寺で気軽に手に入るので万人向け
- 神社やお寺で神事に基づいて作成されるもの
となりますね。
もっと分かりやすく例えてみると、
志望校に合格したいと明確な願いなら護符を。
勉強頑張りたいなと勉強という大きな括りのときはお守りを。
願いを叶えるための護符と身近で見守ってくれるお守りというわけですね。
護符にはたくさんの種類があります。
真言宗智山派 檀特山小松寺に護符の種類があるので、参考にしてみてください。
護符とお守りの正しい使い方
護符とお守りにはそれぞれ正しい使い方があるのか、気になりますよね。
護符の使い方
護符は
- 柱に貼るもの
- 神棚に祀るもの
があり、護符によって違いがあるので気をつけましょう。
貼る際は明るい方向へ貼ると良いといいます。
貼る時は両面テープなどで大丈夫なのだとか。
護符の使い方は、川越大師 喜多院の説明を参考にしています。
お守りの使い方
実はお守りにもそれぞれ、使い方が異なる場合があるようです。
肌守のように常に身に付けるものは
- 身体の上半身が基本
- ズボンのポケットなどは避ける
- 上半身であれば下着の内側でも問題なし
金運守や縁結び守など持ち歩くものは
- バッグに入れるかつける
- 財布に入れるかつける
ほかには、
- 吸盤付きのものは、車のフロントガラスの隅などに貼り付ける
- カード型のものはカードケースに入れる
- スタンド型のものはテーブルやタンスの上などに立てておく
神様は使い方の違いで怒ったりはしないようなので、“必ずこうしないといけない”という厳密な決まりはないようです。
使い方については、延喜式内 杉原神社の説明を参考にしています。
護符とお守りの処分方法
護符とお守りの処分するまでの期間や処分の仕方も見てみましょう。
護符の処分方法
護符は1年を目安に粗末にならないようにして、神社に納めるのがよいとされています。
毎年新しくする理由は、神さまが清浄を第一とすることと、さらに御霊威を新たにされた神さまの、その生命力にあふれた御霊(みたま)の力をいただき、一層のご加護を願うためです。
引用先:阿佐ヶ谷 神明宮
毎年、神様を清らかにして、新たなご加護を頂くということですね。
1年間お世話になった護符への感謝の気持ちを忘れずにお別れをして、納めた神社でお焚き上げをしてもらいましょう。
お守りの処分方法
お守りは、“1年ごとに処分しなければならない”という決まりはないそうです。
気に入ったものを何年間も持ち続けても大丈夫なのだそう。
ただ、破損したり汚れたりしたものを持ち続けるのはよくないみたいですよ。
どんなに気に入っていても、古くなってしまったら新しいお守りに変えましょう。
古くなったお守りは、お焚き上げをしてもらうといいですね。
お守りの処分については、延喜式内 杉原神社の説明を参考にしています。
まとめ
護符とお守りは似ているようで、それぞれ異なっていましたね。
願いを叶えるためのものと、そばで見守ってくれるもの。
どちらも素敵なご加護が期待できそうです。
お守りは買ったことがあるけど、護符はまだなんて方もこの機会に、自分の願いをこめて作ってもらってはいかがでしょうか。