ポイント
どうすれば占い師になれる?
占いの館の面接って想像がつかない。
占い師になりたいけど、どの占いの館を選べばいいかわからない。
と言う方に現役占い師がアドバイス致します。
占いの館の面接は、所属している占い師が同席してその実力を計られる事もしばしば。
大手チェーンの占いの館は人事担当が部署として存在するので同席する事はありませんでしたが、個人経営の占いの館では、よくあるシチュエーションです。
かく言う私も占いの館に所属した時に面接官を経験した事が何度もありました。
そこで自分が面接を受ける時にチェックされた事、自分が面接官の時にチェックしていた事を踏まえて、今回は「占いの館の面接時に注目される3つのポイント」と「自分にはどの占いの館が向いているか」を解説致します。
面接する時にチェックされる3つのポイント
先ずは目的の占いの館や求人サイトに必要事項を書き込んで応募しましょう。
応募が済めば、いよいよ面接です。
必要なものを揃えて、落ち着いて面接に挑んで下さい。
①占いの実力
先ずは第一に「占いが当たるのか」を審査されます。
面接は殆どの場合、面接官を占う事になります。
存分に実力を発揮して面接官にアドバイスをしましょう。
また、「結果を伝える際に説得力があるのか」も重要です。
しどろもどろに迷いながら結果を伝えると不安が伝わってしまいます。
自分の出した結果に自信を持って、堂々と伝える事を意識すると好印象となるでしょう。
②占い師としての経歴
占いの館の募集要項で「プロとしての経験があるか、または殉ずる経験があるか」という文章をしばしば目にします。
ここでいう「プロとしての経験」はお金を貰って占いをした事があるか、という事です。
とは言っても占いの館に所属したり、癒やし系イベントに出店しない限りはお金のやり取りをして占いを行うシチュエーションは殆どないと思います。
そこで次に注目されるのは、「何年占いをしているのか」というポイントです。
占いの技術を伸ばしていくには勉強と実践が欠かせません。
実践経験が乏しくても、勉強している年数が長ければ実力が期待できるので、必ず聞かれるでしょう。
プロとしての経験がなくても、占いに携わった年月が長ければ問題ありません。
「実践経験も年数も短い!」という方は、基礎がしっかり出来ている事をアプローチしてみて下さい。
短期でも良いので占いの講習や占いアカデミーを受講すると良い実績となるでしょう。
③使用できる占術
一昔前は「命占、卜占を1つずつ修めている事」が主流でした。
「命占」は
- 占星術
- 四柱推命
- 数秘術
- 紫微斗数
生年月日から今後の運勢を占う方法です。
長い先まで占えるので開業や結婚、人生の大きな転機を割り出せます。
「卜占」は
- タロット
- ルーン
- 易学
主に道具を用いて現状から細かい今後の運勢を占う方法です。
こちらは長くて1年の運勢を占うのに適しています。
長いスパンから細かい事柄まで占える人材が好まれる為、どちらもスキルとして備えているのであれば、採用率はグッとアップするでしょう。
しかし、近年は占いの館が急速に増加している事もあり、命占・卜占のどちらかを修めていればOKな所も増えました。
どちらか1つしか学んだ事がない方も諦めずに応募してみて下さい。
自分に合っている占いの館は?
占いの舘は「全国に向けてチェーン化された占いの館」と「地域密着型が多い個人経営の占いの舘」2つのパターンがあります。
前者は新規のお客さんが多く、後者は顧客がついている事が多いです。
武者修行の様に多くの人数を占いたいのであればチェーンの占いの舘が向いていますが、じっくり実力を上げたいという方は個人経営の占いの舘の扉を叩くと良いでしょう。
また、占いの舘の立地も大切です。
駅チカやオフィスビルに入っている占いの館は働き盛りの若い世代が期待できる立地。
社会経験が豊富な方にオススメです。
郊外にある地域密着型の占いの舘は、子育て中の主婦層や、その土地の暮らしが長い高齢者層が見込める立地。
育児経験がある方のほうが溶け込みやすいでしょう。
この様に、立地条件から自分が得意とする分野のお客さんを分析する事を忘れずに。
自分のカラーにマッチする占いの館に所属が出来る様にすると長く続けられる筈です。
占いの館で働くにあたっての注意点
働くにあたって「十分に生活していけるか」は重要です。
「占い師は儲かる!」と夢を描いている方は残念ですが、厳しい現実が待っていると思います。
なんといっても占いの館は歩合制。
しかもブログやSNS等で事前に知名度がない限り、いきなりお客さんがバンバン入る事はありません。
最初のうちは無給でも生活が出来るのだけの貯金や環境であることが必須となります。
所属して3ヶ月はじっくりリピーターさんやご紹介を増やす為に努力を重ねる様にしましょう。
また、私が占いの館に所属していた頃は、派閥等、人間関係の問題を聞くことが度々ありました。
いざこざを避けたい方は、他の占い師との交流は最小限に留めておくのが無難でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
世の中には「占い師になりたい」と思っている方が多数存在しています。
ですが、「こんな風に占い師になった」や「占いの館にどの様な流れで所属したのか」等の情報はあまりありません。
占い師になりたい方は、是非、今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。