「デスマッチ」という試合はプロレスならではの試合形式です。
デスマッチはプロレスのルールをより過激にし、反則なして決着をつけます。
この記事では、プロレスで行われた「過激なデスマッチ」を紹介します。
早速見ていきましょう!
デスマッチとは?
デスマッチとは本来「完全決着をつける」という意味で使われていました。
引き分けを許さずに、時間無制限で決着をつける試合形式です。
いつしか「より過激なプロレスを見せるための試合」をデスマッチと呼ぶようになり、試合ルールも多岐にわたります。
デスマッチの種類を紹介
- 金網デスマッチ
- ランバージャック・デスマッチ
- 敗者髪切りデスマッチ
- マスク剥ぎデスマッチ(マスカラ・コントラ・マスカラ)
- 電流爆破デスマッチ
- 蛍光灯デスマッチ
- 雪上デスマッチ
団体ごとにデスマッチのルールがあり、日本では「FREEDOMS」や「大日本プロレス」で盛んに行われています。
過激なデスマッチを紹介
葛西純選手vs山下りな選手
2022年1月3日に行われた葛西純選手と山下りな選手の試合は、とても過激なデスマッチでした。
「ガラスボード&蛍光灯デスマッチ」と銘打たれた試合は、葛西選手の
「派手に行こうぜ、山下!」
という掛け声からスタートします。
試合序盤から蛍光灯が飛び散り、リング上は荒れていきます。
山下選手が、バックドロップや雪崩式ブレーンバスターで投げると、葛西選手も山下選手をガラスボードに叩きつけ、割れた破片を山下選手の口に詰め込み拳で殴ります。
もちろんリングは蛍光灯の破片が散乱し、お互いの体は血まみれです。
お互いがお互いの技を受けきり、カウント2で返す。
派手で過激なデスマッチでした。
試合後葛西選手は
いちレスラー、デスマッチファイターとしてアイツは天晴れだ。最高の女じゃなくて最高の人間だ。
葛西選手コメント
と、山下選手を評価しました。
大仁田厚選手vs ターザン後藤選手
1990年8月4日に行われた試合は、プロレス史上初の「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」でした。
ルールを説明すると、リング状のロープを外し、有刺鉄線をロープ代わりに巻きます。
この有刺鉄線にレスラーがふれると、電流が流れ爆発するという過激な試合でした。
リング上では大仁田選手・後藤選手ともに被爆し、両者血まみれで足元もフラフラ。
初めて見る形のデスマッチに、お客さんも歓声とどよめきが混じり合うリアクションだったそうです。
この試合を報じた週刊プロレスの表紙は、被爆するターザン後藤選手。
観客席からの叫び声
「わかったから もう、やめてくれ」
という言葉も表紙に書かれていました。
試合後、遺恨のあった両者がバケツの水を掛け合い検討をたたえ、2人で抱き合ったシーンは感動的です。
大仁田選手は「引退→復帰」を繰り返し、現在も現役で電流爆破デスマッチをしています。
まとめ
プロレスの過激なデスマッチを紹介しました。
プロレス自体が非日常ですが、デスマッチは更に非日常の空間です。
刺激が欲しい方は、1度デスマッチを見てみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!